顔にできたシミ、とにかく早く消して美肌になりたいですよね?
顔のシミを消す方法のひとつとして、ケミカルピーリングが思い浮かぶ方もいるのではないでしょうか。
クリニックで受けられるケミカルピーリングは、シミやくすみ、ニキビや小じわなど、あらゆる肌悩みを改善する美肌効果があると言われています。
今回は病院でできるケミカルピーリングと、自宅でできるホームピーリングに着目して、シミへの効果ややり方、注意点やメリット・デメリットなどをご紹介します。
ピーリングをやってみたいけど不安な方も、そもそもピーリングって何という方も、ぜひご覧ください。
ピーリングとは?
シミが気になるなら、ピーリングを検討する方もいるのではないでしょうか。
こちらでは、ピーリングのしくみや種類、期待できる美肌効果などを詳しく解説します。
古い角質を取り除いて肌のターンオーバーを整えるスキンケア
ピーリングは英語のpeel(皮をむく、皮などをはぐ)の意味が示すように、肌表面の古い角質を除去するスキンケアです。
ピーリングで除去する角質は肌の一番外側にあり、肌の水分を保つ働きと、外部の刺激から肌を守る働きがあります。
角質層は約1か月から2か月くらいのサイクルで剥がれ落ち、肌の内側で作られた新しい細胞に入れ替わります。
これを「肌の新陳代謝・ターンオーバー」といいます。
肌のターンオーバーは老化や肌の乾燥、間違ったスキンケアなどが原因で遅くなり、肌のシミやくすみや毛穴の詰まりなど様々な肌トラブルの原因になります。
ピーリングはターンオーバーの乱れにより除去できなかった古い角質を落として、肌のターンオーバーを正常化して健康的な肌を取り戻すスキンケアです。
ピーリングの種類とは
ピーリングは角質を剥がす方法によって、2種類に分類されます。
それぞれの特徴をご紹介します。
化学的ピーリング
化学的ピーリングは、薬剤を肌に塗り、酸の力で角質の主成分であるタンパク質を溶かして除去するピーリング方法です。
皮膚科での薬剤を使ったケミカルピーリングや、自宅でのピーリング化粧品を使ったピーリングなどが該当します。
物理的ピーリング
物理的ピーリングは、古くなった角質に物理的な力を与えて角質を剥がすピーリング方法です。
皮膚科で行うレーザーピーリングやクリスタルピーリングなどが該当します。
ケミカルピーリングとホームピーリングの違い
病院でおこなうケミカルピーリングと、自宅でおこなうホームピーリングの最大の違いは、ピーリング剤の濃度です。
角質を溶かす「酸」は取り扱いに注意が必要なので、ホームピーリングで使用するピーリング化粧品には高い濃度の薬剤を使用できません。
皮膚科や美容皮膚科などの医療機関では、ホームピーリングよりも濃度の高いピーリング剤を使用できるので、より高い効果が期待できます。
ピーリングに期待できる効果とは
ピーリングによって古い角質を除去すると、以下のような効果が期待できます。
- 肌の表皮のザラザラを取る
- シミや色素沈着を薄くする・予防する効果あり
- しわやたるみを改善する・予防する効果あり
- ニキビの予防やニキビ跡の改善に効果あり
- 毛穴のつまりなど毛穴トラブルに効果あり
- 肌のくすみ改善に効果あり
- 化粧品の美容成分の浸透力アップ
- 肌のキメを整えて化粧ノリが良くなる
当サイトにはピーリングジェルの効果についてまとめた記事がございます。
そちらの記事でピーリングに期待できる効果について詳しく説明しているので、気になる方はぜひご覧ください。
シミはピーリングで取れる?
ピーリングには様々な効果があることがわかりましたが、シミに対して具体的にどのような効果があるのか気になりますよね。
こちらでは、ピーリングのシミへの効果に着目してご説明します。
ピーリングにはシミを薄くしたり予防する効果がある
シミの原因はメラニン色素です。
通常であればメラニン色素は肌のターンオーバーにより排出されますが、ターンオーバーに乱れが生じると、メラニン色素が排出されずにシミになります。
ピーリングをすると肌のターンオーバーを促進する効果があるので、表皮に溜まったメラニン色素の排出がスムーズになります。
肌に残るメラニン色素の量が減るとシミができにくくなるので、シミの予防効果は高いと言えます。
また既にできてしまったシミでも、シミが表皮内に留まっているような薄いシミであれば、ピーリングによって肌のターンオーバーを促進して、シミを薄くする効果も期待できます。
シミの種類によってはピーリングが効かない場合も
シミにはさまざまな種類があるのをご存知でしょうか。
シミができる原因やシミができる場所により、シミの種類は異なります。
ピーリングはすべてのシミに効果を発揮することはできず、表皮内にある「老人性色素斑」や「炎症性色素沈着」、「後天性のそばかす」などのシミにのみ効果を発揮します。
シミの中には、表皮のさらに奥にある「真皮」にまでメラニン色素が到達しているシミもあります。
肌のターンオーバーは真皮の再生や代謝をおこなわないので、メラニン色素が真皮に到達したシミはピーリングで改善できず、医療機関での治療が必要です。
ピーリングが効くシミ
- 老人性色素斑
- 炎症性色素沈着
- 後天性のそばかす
ピーリングが効かないシミ
- 遺伝性のそばかす
- 肝斑
- 脂漏性角化症
- 後天性真皮メラノサイトーシス
ピーリング後はシミができやすいので要注意
ピーリングでシミ対策をする場合は、ピーリング後のケアが重要です。
ピーリングは角質を取り除くので、ピーリングをおこなった後の角質層は薄くなってしまいます。
薄くなった角質層は肌のターンオーバーにより元に戻りますが、戻るまでの期間は角質層が薄い状態になります。
角質層が薄いと肌のバリア機能が低下して、紫外線や肌の摩擦などの外部刺激から肌を十分に守れません。
ピーリング後は新たなシミができやすい状態になるので、日焼け止めや日傘などを使用してしっかりと紫外線対策をする必要があります。
シミ対策でピーリングしている人は少数派
ピーリングにはシミを予防したり、シミを薄くする効果が期待できますが、実際にはどのくらいの人がシミ対策でピーリングをしているのでしょうか。
ドクターシーラボがおこなったアンケート※によると、「ピーリングを実際におこなったことがある」という人は、全体の2割弱にとどまっています。
ピーリングを行っていない理由の約半数が「肌への負担が不安」を挙げており、やってみたいけれど肌への影響が気になってできない方が多いようです。
※引用元:ドクターシーラボ・ピーリングケアに対する意識調査 http://www.tarumi-labo.com/special/2405/
「肌に刺激がありそう」といった不安があるかもしれませんが、正しくおこなえば安全安心にシミ対策が可能です。
ここからは、医療機関で受けられるケミカルピーリングと、自宅でおこなえるホームピーリングについてそれぞれご紹介します。
それぞれのピーリングについて見ていきましょう。
医療機関で受けられるケミカルピーリング
ピーリングに不安がある方はピーリングを安全かつ効果的におこなうために、医療機関で医師の指導の元におこなうケミカルピーリングがおすすめです。
医療機関で受けられるケミカルピーリングについてご紹介します。
ケミカルピーリングはどこで受けられるの?
ケミカルピーリングは、一般的なピーリングと違って強い成分を使用するため、専門の場所で施術を受ける必要があります。
美容皮膚科・美容外科クリニック
美容皮膚科や美容外科クリニックではケミカルピーリング以外にも、レーザーなどの機器を使用したスキンケアなどの治療が受けられます。
クリニックには医師が常駐しており、医療機器が揃っているので、安心して施術を受けることができます。
ケミカルピーリングはそれほど大きなリスクはありませんが、何らかのトラブルが起こった場合には早急に対処してもらう必要があるので、美容皮膚科や美容外科クリニックは技術と信頼性の点で安心です。
皮膚科
美容皮膚科や美容外科クリニックのように、美容に特化したクリニックではありませんが、医師が常駐しているため、安心してケミカルピーリングを受けられます。
皮膚科は一般に治療をおこなう場所ですが、最近では美容目的のケミカルピーリングを受けられる病院も増えているので、最寄りの皮膚科で受けたい場合は一度問合せするのがおすすめです。
エステサロン
エステサロンの中にもケミカルピーリングを行っているところがあります。
専門のスタッフが対応をしており、安全性の点で問題はありませんし、皮膚に負担がかからないように施術をおこなっています。
ケミカルピーリングをおこなうエステサロンは美容外科クリニックよりも多くあるので、探しやすい、通いやすいなどのメリットがあります。
ケミカルピーリングで使用する薬剤には何があるの?
ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を使って古くなった角質などの老廃物を溶かします。
ピーリングの際に使用する酸は、AHAと呼ばれるフルーツ酸の一種と、BHAというサリチル酸の2種類です。
どちらも市販のスキンケア用品にも含まれる成分ですが、それぞれ肌への作用が異なるため、肌質や肌悩みによって使い分ける必要があります。
それぞれの具体的な作用をみていきましょう。
AHA(アルファヒドロキシ酸)
AHAの多くは、リンゴ酸やクエン酸、グリコール酸や乳酸など天然由来のフルーツ酸でできています。
AHAを肌に塗布することで酵素が皮膚に浸透し、角化した肌細胞を溶かしていきます。
AHAに含まれる酵素が真皮にまで到達すると、肌細胞を活性化し、コラーゲンの生成を促進してくれるという嬉しい効果もあります。
AHAは浸透しにくく作用が比較的穏やかなので、肌への刺激が気になる方はAHAから試してみるのがおすすめです。
BHA(ベータヒドロキシ酸)
BHAはおもにサリチル酸でできており、溶剤として肌に刺激を感じやすいアルコールも使われています。
油溶性なので毛穴への浸透力が高く、毛穴の奥に溜まった皮脂も溶かしてくれます。
重度のニキビやニキビ跡の色素沈着などのシミ、毛穴の開きやしつこい黒ずみなどでお悩みの方におすすめの薬剤です。
ただし、BHAは浸透力の高さゆえに連続して使用できず、ある程度期間をあけて施術しないと肌を傷めてしまう原因となります。
肌の状態によっては炎症や色素沈着を悪化させてしまうリスクもあるので、注意が必要な成分です。
ケミカルピーリング治療の流れは?
ここからは、実際のクリニックでのケミカルピーリングの流れを解説します。
ステップ① カウンセリング
肌の状態を医師が確認し、患者の肌の状態に合う治療法を判断します。
ケミカルピーリングは炎症などの副作用のリスクがある治療法なので、気になることがあれば何でも相談しましょう。
ステップ② クレンジング
メイクや肌表面の皮脂汚れを綺麗に落とします。
クレンジングでピーリング剤の浸透を良くすることによって、ピーリング効果が上がるようにします。
ステップ③ ピーリング薬剤の塗布
肌の状態に合わせて、濃度やpH値を調整した薬剤を塗っていきます。
塗布時間は5~10分ほど。
人によっては少しピリピリと刺激を感じることがありますが、強い痛みはないようです。
ステップ④ 中和
酸を中和して、ケミカルピーリングの反応をストップさせます。
ステップ⑤ 薬剤の拭き取り
ピーリング剤を優しく拭き取ります。
クリニックによっては、ピーリング後にイオン導入をおこない、コラーゲンやビタミンC誘導体などを導入するところもあります。
ピーリング後はイオン導入が浸透しやすくなるので、あわせて受けるのもおすすめです。
ステップ⑥ 保湿
保湿剤やパックで肌の保湿をします。
肌が敏感な状態のため、肌を保護するためにも保湿が大切です。
ステップ⑦ 帰宅
施術時間はトータルで1時間ほどです。
施術当日にメイク可能な場合が多いようですが、クリニックによっては翌日からのところもあるので、事前カウンセリングで確認しましょう。
ステップ⑧ 術後のケア
赤みや火照りが数日続く場合がありますが、処方された保湿剤などで優しく保湿することが大切です。
ピーリング後の肌は紫外線などの外部刺激の影響を受けやすくなっているので、紫外線対策などをしっかりおこないましょう。
ケミカルピーリングの施術期間や費用は?
気になるケミカルピーリングの施術期間や頻度、料金はどのくらいなのでしょうか。
ケミカルピーリングの施術期間と頻度
ケミカルピーリングは2週間から1ヶ月間隔で通院するのが一般的です。
シミへの効果を実感できるのは10回が目安と言われているので、施術期間は最短でも5ヶ月、最長で10ヶ月必要になります。
ただしシミへの効果はシミの状態や肌質など個人差があり、10回より少なくて済む可能性もあります。
ケミカルピーリングの施術費用
ケミカルピーリングにかかる費用は、通常1回5千円前後が相場で、高くても2万円くらいです。
クリニックやケミカルピーリングの薬剤によって料金も変わるので、事前にネットで調べたり、事前カウンセリングなどで見積もりをしてもらうと良いでしょう。
ケミカルピーリングは1回だけで完結することはほとんどなく、シミの場合には10回程度受ける人が多いようです。
クリニックによっては回数パックで安くなるところもあるので、回数パックの有無や割引なども事前に調査しましょう。
ケミカルピーリングの注意点は?
ケミカルピーリングの注意点がいくつかあります。
クリニックでのケミカルピーリングは、強めの薬剤を使用するため、肌荒れや跡が残るなど、肌の状態が悪化する可能性があるので、以下に注意しましょう。
ケミカルピーリング施術前の注意点
ケミカルピーリング施術前には、以下をしないように気を付けましょう。
- 施術前1か月以内に施術部位のレーザー脱毛やワックス脱毛しない
- 施術前2週間以内に過度の日焼けをしない
- 施術間近に薬剤を使った療法をしない
- 施術前日は顔剃りやスクラブ洗顔、パックなど肌に刺激を与えない
ケミカルピーリング施術後の注意点
ケミカルピーリング施術後には、以下に気を付けましょう。
- しっかり保湿をする
- しっかり紫外線対策をする
- 火照りや赤みなどの熱感や、乾燥、吹き出物などの症状がでる場合がある
- 上記の症状が数日で治まらない場合や悪化した場合には、医師に相談する
ケミカルピーリングの副作用は?
ケミカルピーリングではピーリング効果のある成分を使用するため、多少なりとも肌に負担をかけてしまいます。
ケミカルピーリングの副作用を知ったうえで、実際にケミカルピーリングを受けるかどうかを判断するようにしましょう。
ケミカルピーリングの副作用① ピリピリした痛みがある
ピーリングに使用する酸はピーリング効果があり、古くなった角質を除去します。
薬剤の種類や強さにより刺激を感じてしまうことも場合もあるので、ケミカルピーリングでは痛みを生じる可能性も否定できない点は理解しておきましょう。
ケミカルピーリングの副作用② 紫外線の影響を受けやすくなる
ケミカルピーリングは古くなった角質を除去するため、肌が一時的に無防備になって紫外線などの刺激を受けやすくなってしまいます。
施術後はしっかりと保湿ケアをおこない、外出時には衣類などを使用して肌を防御する必要があります。
ケミカルピーリングに向かない人は?
医療機関のケミカルピーリングは、エステサロンや自宅で行うピーリングよりも効果が高い反面、体調や肌の状態によってはピーリングが適さない場合もあります。
以下に当てはまる人は医師に相談するようにしましょう。
- ピーリングをする部分に肌の炎症や傷がある
- 生理中の人
- 妊娠中や授乳中
- 施術後に日焼けをする可能性がある人
- ケロイド体質の人
- 治療中の病気がある人
医療機関で受けられるケミカルピーリングのメリット・デメリット
ここまでは、クリニックでおこなうケミカルピーリングについてご紹介しました。
ケミカルピーリングのメリットとデメリットをまとめると以下の通りです。
ケミカルピーリングのメリット
- ホームピーリングよりも高い効果が出やすい
- シミやニキビ跡などの肌悩みを根本的に改善できる
- シワやたるみなどのアンチエイジングにも効果的
- 様々な肌悩みを総合的にケアができる
- 医師の診察のもとで安心安全に施術を受けられる
- ダウンタイムがほとんどない
ケミカルピーリングのデメリット
- ホームピーリングよりも費用が高い
- 一回で施術完了せず、何回か施術を受ける必要がある
- 施術中に痛みを感じる場合がある
- やりすぎると肌を痛める場合がある
- 日焼けや乾燥対策など、施術前後のケアに手間がかかる
費用が高かったりアフターケアが手間というデメリットがありますが、医師の指導のもとに施術を受けて、注意点を守りながらしっかりとケアをすれば、高い効果を得られるのがケミカルピーリングの特徴です。
自宅でできるホームピーリング
ここからは、自宅で気軽にできるホームピーリングの種類ややり方、注意点等について詳しく説明していきます。
ピーリング化粧品にはどんな種類があるの?
自宅でおこなうホームピーリングのピーリング化粧品には、主に6種類の方法があります。
それぞれの特徴についてご紹介します。
スクラブ洗顔料
スクラブ洗顔料は、つぶつぶの粒子入りの洗顔料です。
こんにゃくや塩などの成分でできたつぶつぶの粒子が、古い角質を落として肌をきれいにできます。
粒子が毛穴の角栓もきれいに掻き出してくれるので、毛穴の黒ずみや皮脂汚れが気になる方におすすめです。
ただし、スクラブの粒子は刺激があるので、敏感肌の方にはあまりおすすめできません。
洗顔石鹸
洗顔石鹸は、ピーリング成分としてAHAを配合している固形の石鹸です。
優しく洗顔するだけで肌表面の角質を落としてくれるので、気軽に使うことができます。
ピーリングが初めての方や、肌への刺激が気になる方などにおすすめです。
ただし、毎日使用する肌が乾燥する恐れがあるので、週に2回ほどの使用がおすすめです。
マッサージジェル
マッサージジェルは、いわゆるピーリングジェルです。
洗顔後に肌にジェルをのせて優しくマッサージすると、ポロポロと消しゴムのカスのようにジェルが固まりながら、古い角質や皮脂汚れを落としていきます。
30秒くらいマッサージして洗い流すだけなので、簡単にピーリングができます。
ただし、摩擦刺激が肌に負担を与える恐れもあるので、擦り過ぎないように注意が必要です。
拭き取り化粧水
拭き取り化粧水は、ピーリング成分AHAやBHAなどが入った化粧水をコットンに浸し、肌表面を拭き取って余分な角質を除去します。
肌のくすみやざらつきが取れるので、つるつると透明感のある肌を目指す方におすすめです。
ただし、敏感肌の方はピリピリした痛みを感じたり、コットンで肌をこすりすぎると摩擦で肌を傷める原因にもなるので、なるべく避けた方が良いでしょう。
塗りっぱなしのピーリング化粧品
1番手軽に使えるのが、塗りっぱなしにするタイプのピーリング化粧品です。
いつものスキンケア化粧品を週に数回置き換えるだけで、毛穴レスな透明感のある肌に導いてくれます。
シミへの即効性は実感しにくいですが、肌に優しい使い心地なので、敏感肌の方やピーリング初心者の方、あらゆる肌質の方におすすめです。
塗って洗い流すピーリング化粧品
クリニックで使用するピーリングに近い成分でできるのが、塗って洗い流すタイプのピーリング化粧品です。
他のピーリング化粧品と比較すると少し手間はかかりますが、短時間で効果が得られるので、即効性を求める方におすすめです。
刺激が強く、ピリピリと感じる商品が多いので、敏感肌の方は注意して使用しましょう。
ホームピーリングの方法は?
ホームピーリングの種類をそれぞれ見てきましたが、ピーリングの種類によって使うタイミングややり方が違います。
以下をチェックして、正しいやり方で肌に優しく効果的なピーリングをしましょう。
洗顔時に使用するタイプ
普段使用している洗顔料と置き換えて使用しましょう。
クレンジング機能が含まれているものと含まれていないものがあるので、使用前に確認し、クレンジング機能がないピーリング化粧品は、メイクを落とした後の洗顔の際に使用しましょう。
擦り過ぎて肌に刺激を与えないように、しっかりと泡立てて優しく洗顔がおすすめ。
洗顔後は化粧水や乳液、クリームなどでスキンケアをして十分に保湿しましょう。
- スクラブ洗顔料
- 洗顔石鹸
スキンケア前に使用するタイプ
洗顔後に、普段の化粧水を使用する前に使います。
ピーリング目的なので、パッティングやコットンパックなどはせずに、コットンで肌表面を拭き取るように使用しましょう。
拭き取り後は、通常のスキンケアで使用する化粧水などで保湿をおこないます。
- 拭き取り化粧水
洗い流しが必要なタイプ
洗い流しが必要なタイプは、洗顔後の素肌に使用します。
マッサージジェルは肌の上で優しくマッサージした後に洗い流して、通常のスキンケアをしましょう。
塗って洗い流すピーリング化粧品は、塗った後に規定の時間放置して、優しく洗い流して、いつものスキンケアで保湿しましょう。
いずれも肌が乾燥しやすい状態になるので、しっかり保湿をするようにしましょう。
- マッサージジェル
- 塗って洗い流すピーリング化粧品
ピーリング化粧品 選び方のポイントは?
ピーリング化粧品にはさまざまな種類があるため、どれを選んだら良いか迷ってしまいますよね。
こちらでは、ピーリング化粧品の選び方のポイントをご紹介します。
自分の肌質に合うピーリング化粧品を選ぶ
ピーリング化粧品は肌に直接使用するため、自分の肌質に合ったピーリング化粧品がおすすめです。
ピーリング化粧品の中には、普通肌用や敏感肌用など肌質によって分かれている商品があったり、ニキビや毛穴ケアなど肌悩みに効果のあるピーリング化粧品もあります。
自分の肌質や肌悩みに合うピーリング化粧品を選びましょう。
ピーリング化粧品タイプで選ぶ
ピーリング化粧品には、前述した通り6種類のタイプがあります。
使い勝手や肌への摩擦の度合いなどを考慮して、自分が使用しやすいピーリング化粧品を選びましょう。
ピーリング化粧品の価格で選ぶ
ピーリング化粧品でシミ対策をしたいなら、定期的なピーリングが必要です。
そのためには継続使用が大切なので、なるべく続けやすい価格帯のピーリング化粧品がおすすめです。
ホームピーリングをおこなう際の注意点は?
自宅でホームピーリングする際にはどのような点に注意したら良いのでしょうか。
3つのポイントをご紹介します。
必ず使用頻度を守る
ホームピーリングはケミカルピーリングと比較して刺激が弱いとはいえ、やり過ぎは禁物です。
特に洗い流しが必要なタイプのピーリング化粧品は、週に1度くらいの頻度を目安にしましょう。
その他のタイプのピーリング化粧品も、商品の使用頻度を守って使用しましょう。
副作用に注意する
赤みやかゆみなど肌トラブルがある時や、敏感肌、乾燥肌の人は副作用がでやすいので注意しましょう。
肌がひりひりしたり、化粧水がしみるなどの症状が表れた場合は、すぐに使用を中止して様子を見ましょう。
アフターケアは必須
ホームピーリングも保湿と紫外線対策は必須です。
乾燥しやすくなっているので、いつもよりしっかりと保湿するように心がけ、外出する際は日焼け止めや日傘などで紫外線対策をしましょう。
自宅でできるホームピーリングのメリット・デメリット
ここまでは、自宅でおこなうホームピーリングについてご紹介しました。
ホームピーリングのメリットとデメリットをまとめると以下の通りです。
ホームピーリングのメリット
- 安価で気軽に試しやすい
- 自宅で簡単にできる
- クリニックのピーリングよりも低刺激なのでトラブルが起こりにくい
ホームピーリングのデメリット
- 効果がゆるやかなので即効性が期待できない
- 肌の状態など自己責任で管理が必要になる
ホームピーリングはケミカルピーリングよりも効果が低いデメリットがありますが、安価に自宅で手軽にできるメリットがあるのが特徴です。
ここまでは医療機関で受けられるケミカルピーリングと、自宅でできるホームピーリングについてご紹介しました。
ケミカルピーリングはホームピーリングよりも効果的とはいえ、治療期間が長く感じる方もいるかもしれません。
もっと早くシミへの効果を実感したい方は、レーザー治療を検討してみてはいかがでしょうか。
シミへの即効性を期待するならレーザー治療もおすすめ
シミをとにかく早く消したい方には、医療機関で受けられるレーザー治療がおすすめです。
レーザー治療は施術の種類にもよりますが、ケミカルピーリングよりも効果が高く、施術期間も頻度も比較的少なく済みます。
シミの治療法によっては、ダウンタイムがなく日常生活に支障のない方法もあるので、シミ対策に即効性を期待するのならレーザー治療を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、当サイトにはレーザー治療についてまとめた記事があります。
気になる費用や痛み、ダウンタイムや経過など詳しく解説しているので、よろしければそちらもあわせてご覧ください。
ケミカルピーリングはシミに効果あり? まとめ
ケミカルピーリングのシミへの効果を中心に、ホームピーリングとの違いや注意点などご紹介してきました。
さまざまな肌トラブルに効果的なピーリングですが、ケミカルピーリングとホームピーリングでは効果や刺激性、費用などに違いがあります。
自分の求めるピーリング効果のあるピーリング方法を選んで、透明感のある美白肌を手に入れましょう。

真山ゆう子

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